私は小学生の頃、とにかく読書が好きでした。親から「好きな本を買ってあげるから〇〇しなさい」と言われると喜んでその通りにしていましたし、休日に家族で外出するよりも家で本を読んでいることの方が好きな子供でした。
大人になってからも残業や飲み会のない日は仕事帰りに本屋に寄ることがルーティーンでしたがだんだん本屋が少なくなり、空いた時間も携帯をいじるようになり、今ではほとんど読書をしません。好きな本は何度も読む派なので大切に保管していた本も、何度か引っ越しをしてほとんど捨ててしまいました。読書に対する情熱がなくなったという感じでしょうか。
突然ですが我が家には猫と犬がいます。犬を迎えたのは半年前ですので半年前まで我が家は完全に猫派でした。NHKで養老孟司先生と飼い猫(まる)の番組を見つけ、猫を目的にその番組を観たのですがすぐに番組の大ファンになりました。養老先生がまるの話をするのですがその話がとても楽しかったので養老先生の本を読んでみたくなりました。
早速「バカの壁」をAmazonで購入し読んでみましたが、あまりにも久々の読書でコツがつかめないのか何故か読むのに少し苦労しました。でも読書も好きだったけれど「読書の時間」が好きだったということを思い出してまた本が読みたいと思いました。
私は読書のしすぎで怒られていたような子供だったので、読書の習慣がなくなったことに罪悪感を持ったことは一度もありませんでしたが、訓戒の意をこめて読書の効果を調べてみました。脳の活性化、ストレス低下の効果があり、それにより老化防止、最終的に長生きにまでたどり着きました。読書の効果を検索するとメリットばかりたくさん出てきますが、唯一実感しているのは読書によるストレス低下です。今回読書は慣れもかなりあるということを実感したので、最初は苦痛でも続けて慣れてくれば読書嫌いな方もリラックス効果を得られるかもしれません。
私にとって読書は娯楽でしかないのですが、嫌いな人にとってはいくら読書の良さをアピールしてもリラックス効果など信じられないかもしれません。私は入口として漫画やミステリーなどの読みやすい本で十分ではないかと思います。活字に慣れることや知らなかった世界に触れること(これは読書そのものにも本の内容にも言えますね)が既に脳の活性化につながっている気がします。とにかく自身で読書の効果をネットで検索してみるところから始めてみてはどうでしょうか。きっとその効果の多さと大きさに驚いて本を読みたくなってしまうと思います。