先日、我が家の米が無くなり、スーパーの米売場に行ってみたところ、棚には数袋しか残っていませんでした。値段的にはあまり高く感じなかったのですが、とにかく酷い不足状態でした。恥ずかしながら米不足のニュースを知らなかったので本当に驚きました。東日本大震災の時の棚のようでした。
調べてみると、少し前から話題になっていたようでしたが、二人暮らしの我が家は米を買う頻度もそんなに多くないので気づきませんでした。30年ほど前の米不足の年を思い出すほどの棚でしたが、今回は不足だけではなく情報によって買いだめしている人も多いような気がします。
確かにあのスッカラカンの棚を見ると不安になり、買いだめしたくなる気持ちもわかります。異常な円安やウクライナ侵攻による経済の悪化など、自分とは少し遠いところでの出来事が私たちの生活に影響を及ぼすと、言いようのない不安が押し寄せてくるのではないでしょうか。完璧に理解ができていないから余計不安になるのは普通のことだと思います。
また、米不足の主な原因の一つは昨年の異常な猛暑といわれているようですが、今年はさらに猛暑と言われていますので今後も心配になってしまいます。
米不足への対策ですが、新しい有効な政策ももちろん必要ですが、個人でできることは情報に流されずにパニック買いはせず、しかしストックパイルの重要性を改めて認識すること。
それから現代の一番重要な課題ともいえる環境問題。異常気象が大きな原因ならば、カーボンニュートラルやSDGs達成のための取り組みにさらに力を入れる。それにはやはり教育や政策が必要となり、企業が率先して取り組んで行かなければならないといういつも通りの結論になるのですが、企業としても個人としても改めて社会の一員ということを意識し、責任ある行動を取っていきたいと思います。