光陽精工株式会社 社長のブログ

光陽精工株式会社 女社長のブログ

プラスチック射出成型の会社です 毎月1日に更新しています

今年は自分で挑戦!ワクワクものづくり体験

先日、入間市で開催された「ワクワクものづくり体験」に光陽精工も参加しました。

今回、子供たちに体験したもらったのは、パンタグラフ式手動彫刻機を使った文字の彫刻です。

 

この彫刻機は長年彫刻のお仕事をされていたから譲っていただいたものです。光陽精工の仕事で使っている機械ではありませんが、昔ながらの「手で動かしてものをつくる」体験ができる貴重な道具です。

昨年のワクワクものづくり体験では、子供たちに好きな文字を選んでもらい、私たちが機械を操作して彫刻しました。

そして今年は「自分でやってみよう」ということで、子供たち自身に機械を操作してもらいました。

最初は少し難しそうに見える機械ですが、動かし方を説明すると、みんな真剣な表情で挑戦していました。

小さなお子さんも思っていた以上に器用に機械を動かして、上手に文字を彫っていました。中には一度の説明で機械の仕組みまで理解してしまう子供もいて驚きました。

当日は、光陽精工の従業員も手伝いに来てくれたり、子どもを連れて遊びに来てくれたりと、会社のみんなでイベントを楽しむことができました。

そして、予想以上の大盛況!

用意していたプレートが早々になくなってしまい、予定より早く終了するほど、多くの子どもたちに参加してもらいました。

会場では、ほかの参加企業も、それぞれ工夫を凝らした「ものづくり体験」を用意していました。

普段はなかなか触れることのできない機械や材料を使って、子どもたちが楽しみながらものづくりを体験する姿を見て、「ものをつくるって楽しい」という気持ちは、今も昔も変わらないのだなと感じました。

 

商工会でのご縁から譲っていただいた一台の古い彫刻機が、こうして子どもたちの「ものづくり体験」に役立っていることも嬉しく思います。

これからも地域の皆さんとのご縁を大切にしながら、子どもたちにものづくりの楽しさを伝えていけたらと思います。

 

第二の人生と経験という財産

先日、お客様を訪問する機会がありました。

お客様は大企業ということもあり、私と同年代の方々からは「役職定年を迎えました」、少し先輩方からは「来年定年なんです」といったお話を伺い、自然と定年後の過ごし方が話題になりました。

以前であれば、定年は仕事人生の終わりという印象がありました。しかし今は、定年後も働き続ける人、趣味に打ち込む人、地域活動に参加する人など、それぞれが新しい人生を歩み始めています。

 

皆さんに共通していたのは「仕事から離れたい」という考えではありませんでした。「これまで培ってきた経験や知識を活かして、もう少し社会に貢献したい」「若い世代の力になれる仕事があれば続けたい」そんな前向きな言葉が印象に残りました。

確かに、長年積み重ねてきた経験は、その人だけの財産です。それを定年とともに終わらせてしまうのではなく、次の世代へつないでいく。これは本人にとっても、社会にとっても大きな価値があるのではないでしょうか。

人生100年時代と言われる今、第二の人生とは「仕事を終えること」ではなく「経験という財産を社会に還元する時間」なのかもしれません。

 

AIが発達し、技術が進歩する時代だからこそ、人が積み重ねてきた経験の価値はますます大きくなるのではないでしょうか。経験は本やマニュアルだけでは受け継げません。人から人へ伝えられることで、初めて生きた知恵になります。

 

会社も同じです。技術や設備だけでは本当の競争力にはなりません。長年培われた経験や知恵が人から人へ受け継がれることで、会社は成長し、より強くなっていきます。

 

転職という選択が当たり前になった時代だからこそ、「どこで働くか」だけではなく、「何を積み重ね、どんな経験を残していくか」という視点も大切になってくるのではないでしょうか。仕事を通じて得られる本当の経験は、短時間では身につかないものがあります。失敗を乗り越え、お客様との信頼関係を築き、仲間と困難を乗り越える。その積み重ねがやがてその人にしかない財産になります。

 

私自身も、一つひとつの経験を大切に積み重ねながら、その経験を次の世代へ伝えていける存在でありたいと思います。そして、光陽精工も一人ひとりの経験が会社の力となり、それが未来へ受け継がれていく、そんな会社であり続けたいと考えています。

挑戦する力、続ける力

7月になると一年の折り返しを迎えます。

年の初めに立てた目標を振り返ると、「そのうちやろう」と思ったままになっていることが意外と多いものです。

仕事でも同じです。

改善活動や新しい取り組みは「今は忙しいから」「もう少し落ち着いてから」と後回しになりがちです。しかしその「もう少し」が半年、一年と過ぎてしまうことも少なくありません。

そんなことを考えていると、改めて挑戦することと続けること、どちらも会社には欠かせない力なのだと感じます。

 

私自身は新しいことを取り入れることにあまり抵抗がなく、変化を受け入れやすい性格だと思っています。一方で当社の社員を見ていると、どちらかというと決められたことを丁寧にコツコツと続けることが得意な人が多いと感じます。

以前は、もっと新しいことに挑戦してほしいと思うこともありました。しかし最近はそれぞれに得意なことがあるからこそ、会社は成り立っているのだとも考えるようになりました。

新しいことを始める人がいて、それを着実に形にし、継続していく人がいる。

製造業では特に継続する力は大きな価値です。品質は一度良くすれば終わりではなく、毎日同じレベルを維持してこそお客様からの信頼につながります。

もちろん新しい挑戦も必要です。しかしその挑戦を支えるのは日々の積み重ねです。小さな改善を続け、一つひとつの工夫を積み重ねることで、品質の向上や働きやすい職場づくりにつながっていくのだと思います。

考えているだけでは何も変わりません。一歩踏み出す勇気も大切です。そして、その一歩を続けることはもっと大切です。

挑戦も継続も、一朝一夕で身につくものではありません。だからこそ、日々の積み重ねを大切にしていきたいと思います。

 

一年の折り返しを迎えた今、私自身はこれからも新しいことに挑戦していきたいと思います。そして社員にはこれまで培ってきた継続する力を大切にしてほしいと思います。

挑戦する力。そして、続ける力。

その両方がそろってこそ、光陽精工はこれからも前へ進み続けられるのだと信じています。

 

ゴルフは「やるべき」なのか?

私はゴルフをする。

決して上手ではないが、続けているうちに、このスポーツの面白さや奥深さを少しずつ感じるようになった。

最近、私の周りではゴルフをする人がとても多い。

年齢層も幅広く20代後半くらいの若い人から80代の方まで本当に様々だ。

 

ゴルフをしている人を見ると「長く続けられる趣味」という意味では、とても魅力的に見える。年齢を重ねても続けられるし、自然の中を歩くので健康にも良さそうだ。

実際、70代や80代でも元気にラウンドしている方を見ると、「こういう老後もいいな」と思うこともある。

だから私は、ゴルフをしない夫に対して「やってみてもいいんじゃない?」と思うことがある。共通の趣味になれば、一緒に楽しめる時間も増えるかもしれない。

 

ただ、現実的な問題もある。

ゴルフは決して安い趣味ではない。

クラブ、ウェア、練習台、ラウンド代…。一人でもそれなりにかかるが、夫婦二人で始めるとなると、なかなかの金額になるだろう。

それでもゴルフをしている人たちは夫に言う。

「絶対にやった方がいいよ」

「ゴルフは一生できる趣味だから」

「仕事を引退してからも楽しめる」

この意見は、私にもよく理解できる。

一方で、「ゴルフなんてやる必要ない」「むしろやらない方がいい」と強く言う人もいる。

私は以前から「なぜそこまで否定するのだろう」と少し不思議だった。

 

昔は、「仕事のために必要」と言われる場面も多かったが、今は価値観も変わってきた。無理に付き合いのためにやる時代ではなくなった。

だから「好きならやればいい。でも無理にやるものではない」という感覚なのかもしれない。

さらに、ゴルフという趣味は時間もお金もかなり使う。

休日がほぼ一日なくなることもあるし、付き合いが増えることもある。

そして、ハマる人は本当にハマってしまう。

だからこそ「そこまでしてやるものなのか?」と思う人がいるのも自然なのだと思う。

 

結局のところ、ゴルフに限らず趣味というのは正解がない。

お金がかかっても楽しいと思う人もいれば、別のことに時間を使いたい人もいる。

ただ20代から80代まで同じスポーツを一緒に楽しめるというのは、やはりゴルフの大きな魅力だと思う。

 

夫がゴルフを始める日は来るのだろうか。

今のところ、その予定はなさそうである。

 

与信管理の正しさと現実

与信管理は「正しさ」と「現実」の間で揺れるテーマだと感じています。

 

先日、お客様と与信管理について話し合う機会がありました。

与信管理の重要性については、改めて強く認識しました。

一方で、現場で実際に運用していく中では、理想通りにはいかない難しさも感じています。

 

与信を正確に把握しようとすればするほど、当然ながらより深い情報が必要になります。

しかし、関係性や会社規模、立場によっては、どこまで踏み込むべきか判断が難しい場合もあります。

それでも感じているのは「与信管理は特別な資料だけで行うものではない」ということです。

お客様が大規模な企業であったため、わかりやすい基準をもとにした議論が中心となりましたが、ここではあえて少し違った視点から与信について考えてみたいと思います。

 

私は、与信管理はリアルタイムで捉えるべきものだと考えています。

もちろん、決算書や過去の実績といった客観的な情報は重要です。

しかし、それだけは見えない部分も多くあります。

 

日々のやり取りの中で感じる小さな変化。例えば、約束の守り方や対応のスピード、製造業であれば新しい機械の導入など、将来に向けた投資姿勢にもその会社の姿勢が表れます。

こうした積み重ねは数字には表れにくいものの、実際の信用状態を表す重要な要素だと感じています。

 

与信管理というと管理する側の視点になりがちですが、同時に私たち自身も見られる側です。

だからこそ、特別なことではなく、日々の仕事の一つひとつが信用につながっていく。

 

与信管理の重要性を理解しつつも、現実とのバランスに悩む場面は少なくありません。それでも日々の取引に誠実に向き合い、小さな信頼を積み重ねていくことが、結果として最も確かな判断材料になると考えています。

挑戦のアクセルを踏む

新年度が始まりました。

この時期は、自然と気持ちが引き締まります。

同時に「今年は何を成し遂げるのか」が問われるタイミングでもあります。

 

私はこの一年を挑戦のアクセルを踏む年にしたいと考えています。

 

これまでと同じことを続けていても、現状維持はできても大きな成長は生まれません。

特に私たちのような中小企業にとっては、変化を恐れず、一歩踏み込む勇気こそが価値になります。

 

・やったことのない仕事に手を挙げる

・難しい要求にあえて挑戦する

・今のやり方を疑い、変えてみる

 

そうした一つひとつの積み重ねが会社の未来を作っていくのだと思います。

だからこそ大切なのが「整えた上で挑戦すること」だと感じています。

土台が整っていれば、多少の揺れや失敗があっても崩れません。むしろそれを糧に次へ進むことができます。

企業である以上、売上や利益という結果から目を背けることはできません。しかし、その数字は一朝一夕でつくられるものではなく、日々の挑戦と改善の積み重ねの先に生まれるものです。だからこそ、目先の数字だけにとらわれるのではなく、未来につながる挑戦にどれだけ踏み出せるかが重要だと考えています。

 

私はこれまで身体や呼吸を整えることをブログにも書いてきましたが、それは単なる健康のためではなく「挑戦し続けるための準備」でもあります。

会社としても、個人としても、昨日よりも少しでも成長することにこだわっていきたいのです。

 

「挑戦の先にしか成長はない」その覚悟を持って、今年も前に進んでまいります。

 

優しさがCO2を減らす

先日亡くなられたモーリーロバートソン氏の講演を聞いたことがあります。

SDGsについての講演でした。

その時に「SDGsは無形」「優しさがCO2を減らす」ということをおっしゃっていました。

 

一見、抽象的に聞こえるかもしれません。
しかし私は製造業の経営者として、講演を聞いている内にこの言葉の重みを強く感じていきました。

私たちの仕事は形ある製品をつくることです。
けれど、その品質を支えているのは設備だけではありません。

・次工程を思いやる一手間
・無駄を出さない意識
・後輩への丁寧な指導
・協力会社への配慮

これらはすべて“無形”です。

しかし、その積み重ねがロスを減らし、不良を減らし、再加工を減らし、結果としてエネルギー使用やCO₂排出を減らすことにつながる。

つまり――優しさは、生産性であり、環境対策でもある。

 

優しさはコストではなく、戦略

忙しいときほど、人は余裕を失います。
余裕がなくなると、雑になり、ロスが増えます。

逆に、心と体が整っているときは判断も冴え、無駄な動きが減る。

これは、私自身の実感でもあります。

SDGsは設備投資だけで達成するものではない。
会社の文化や空気、つまり“人”そのものが問われているのだと思います。

モーリー氏の言葉は、目に見えない価値を大切にする経営をあらためて考えさせてくれました。

 

無形の価値を言語化し、社会との関係をとてもわかりやすく教えてくださったモーリー氏の姿勢は、これからも私たちの中に生き続けると思います。

私たちが未来に残すべきものは、数字だけではなく、「人を大切にする文化」なのだと感じています。

優しさがCO₂を減らす。

その言葉を胸に、これからも“人から始まるSDGs”を実践していきたいと思います。

 

整える経営   ~呼吸が変える仕事の制度~

最近、仕事の判断が冴えている日を振り返ってみると共通点があります。それは、心も身体も落ち着いているということです。

調子がいい日は、判断もブレにくい。逆に無理をしているときほど、決断に迷いが生じます。

 

私は若いころから慢性的な肩こりに悩んでいます。気づくと常に肩に力が入っています。

パソコンに向かっているときも、考え事をしているときも、無意識に肩をすくめています。息を止めていることもあります。

そういう状態のときは、呼吸も浅くなっているそうです。

実際に呼吸が浅いと、脳に十分な酸素が行き届かず集中力や判断力が落ちやすくなると言われています。

心が焦っているときほど呼吸は浅くなり、呼吸が浅くなるほど心もさらに落ち着かなくなる。呼吸は心と身体の状態を映すバロメーターのようなものだと感じます。

 

現場でもこのような状態のときは、判断や作業に影響があるはずです。

心配事や身体の違和感があると、普段なら簡単にできる作業でも手元が乱れたり、見落としが増えたりします。

製造現場では、小さなミスが大きなトラブルや事故につながることもあります。

だからこそ、心と身体の状態を整えることは作業の制度や安全につながるのです。

肩の力を抜き、深く息を吐き呼吸を整えることは、決して手を抜くことではありません。

むしろ、品質や安全を守るために、最も基本的で重要な準備です。

 

心が疲れていると、身体もついてこない。身体に違和感があると、気持ちまで沈んでしまう。心と身体は、思っている以上に密接につながっていると実感しています。

常に全力で走り続けられる人はいません。

無理を前提にした働き方や経営は長く続かないのだと思います。

 

「仕事を長く続けるためには、心と身体を後回しにしないこと」

 

これが大切だと思います。

心と身体の管理は個人任せにするのではなく、会社全体で大切にすべきことです。

社長が倒れれば会社は止まりますが、社員が元気を失えば、現場は確実に弱っていきます。

整っている人ほど仕事が早くて正確です。そういう人ほど実は無理をしていないのかもしれません。

心と身体を整えることは、甘えではなく、仕事の準備。

無理を重ねるのではなく、整えることを大切にする会社でありたい。

そんな日々を、共に積み重ねていきたいと思います。