光陽精工株式会社 社長のブログ

光陽精工株式会社 女社長のブログ

プラスチック射出成型の会社です 毎月1日に更新しています

優しさがCO2を減らす

先日亡くなられたモーリーロバートソン氏の講演を聞いたことがあります。

SDGsについての講演でした。

その時に「SDGsは無形」「優しさがCO2を減らす」ということをおっしゃっていました。

 

一見、抽象的に聞こえるかもしれません。
しかし私は製造業の経営者として、講演を聞いている内にこの言葉の重みを強く感じていきました。

私たちの仕事は形ある製品をつくることです。
けれど、その品質を支えているのは設備だけではありません。

・次工程を思いやる一手間
・無駄を出さない意識
・後輩への丁寧な指導
・協力会社への配慮

これらはすべて“無形”です。

しかし、その積み重ねがロスを減らし、不良を減らし、再加工を減らし、結果としてエネルギー使用やCO₂排出を減らすことにつながる。

つまり――優しさは、生産性であり、環境対策でもある。

 

優しさはコストではなく、戦略

忙しいときほど、人は余裕を失います。
余裕がなくなると、雑になり、ロスが増えます。

逆に、心と体が整っているときは判断も冴え、無駄な動きが減る。

これは、私自身の実感でもあります。

SDGsは設備投資だけで達成するものではない。
会社の文化や空気、つまり“人”そのものが問われているのだと思います。

モーリー氏の言葉は、目に見えない価値を大切にする経営をあらためて考えさせてくれました。

 

無形の価値を言語化し、社会との関係をとてもわかりやすく教えてくださったモーリー氏の姿勢は、これからも私たちの中に生き続けると思います。

私たちが未来に残すべきものは、数字だけではなく、「人を大切にする文化」なのだと感じています。

優しさがCO₂を減らす。

その言葉を胸に、これからも“人から始まるSDGs”を実践していきたいと思います。

 

整える経営   ~呼吸が変える仕事の制度~

最近、仕事の判断が冴えている日を振り返ってみると共通点があります。それは、心も身体も落ち着いているということです。

調子がいい日は、判断もブレにくい。逆に無理をしているときほど、決断に迷いが生じます。

 

私は若いころから慢性的な肩こりに悩んでいます。気づくと常に肩に力が入っています。

パソコンに向かっているときも、考え事をしているときも、無意識に肩をすくめています。息を止めていることもあります。

そういう状態のときは、呼吸も浅くなっているそうです。

実際に呼吸が浅いと、脳に十分な酸素が行き届かず集中力や判断力が落ちやすくなると言われています。

心が焦っているときほど呼吸は浅くなり、呼吸が浅くなるほど心もさらに落ち着かなくなる。呼吸は心と身体の状態を映すバロメーターのようなものだと感じます。

 

現場でもこのような状態のときは、判断や作業に影響があるはずです。

心配事や身体の違和感があると、普段なら簡単にできる作業でも手元が乱れたり、見落としが増えたりします。

製造現場では、小さなミスが大きなトラブルや事故につながることもあります。

だからこそ、心と身体の状態を整えることは作業の制度や安全につながるのです。

肩の力を抜き、深く息を吐き呼吸を整えることは、決して手を抜くことではありません。

むしろ、品質や安全を守るために、最も基本的で重要な準備です。

 

心が疲れていると、身体もついてこない。身体に違和感があると、気持ちまで沈んでしまう。心と身体は、思っている以上に密接につながっていると実感しています。

常に全力で走り続けられる人はいません。

無理を前提にした働き方や経営は長く続かないのだと思います。

 

「仕事を長く続けるためには、心と身体を後回しにしないこと」

 

これが大切だと思います。

心と身体の管理は個人任せにするのではなく、会社全体で大切にすべきことです。

社長が倒れれば会社は止まりますが、社員が元気を失えば、現場は確実に弱っていきます。

整っている人ほど仕事が早くて正確です。そういう人ほど実は無理をしていないのかもしれません。

心と身体を整えることは、甘えではなく、仕事の準備。

無理を重ねるのではなく、整えることを大切にする会社でありたい。

そんな日々を、共に積み重ねていきたいと思います。

 

 

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、多くの皆さまから温かいご支援とご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。

本年も、変化の激しい時代において価値あるサービスを提供し続けるため、社員一丸となって挑戦を重ねてまいります。

 

本年が皆さまにとって、健やかで実り多い一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

光陽精工株式会社

代表取締役 新井啓子

 

選ばれる会社を目指して

12月になり、賞与の時期を迎え、また2月の決算に向けて少し目処が付いてきました。

一年の振り返りとともに、これからの会社のあり方についても考える時期でもあります。

 

そこでつくづく感じることは、これまでと同じやり方では太刀打ちできない時代になったということです。

いま世の中は深刻な人材不足です。特に私たちのような町工場はその影響を強く受けています。

若い人は大企業や聞こえの良い仕事に流れがちで、さらに最近は転職が以前よりもずっと気軽になり、40代、50代でも転職を考える人が増えました。

 

では、私たち町工場が生き残るにはどうすれば良いのでしょうか。

 

私が社長としてできることのひとつは、儲かる会社にすることだと思っています。

儲かる会社になれば、

・給与も待遇も改善できる

・働く人が自信を持てる

・良い人材が自然と集まる

・新しい挑戦ができる体力がつく

つまり、町工場でもしっかり戦える会社になります。

 

現場の皆さんは今年も懸命に働いてくれました。心から感謝申し上げます。皆さんの努力があってこそ、光陽精工は今年も無事に歩みを進めることができました。

 

年末は何かと慌ただしい時期ですが、社員一人ひとり、そしてお客様、協力会社の皆様とともに町工場でもしっかり儲かり、選ばれる会社をつくっていきたいと思います。

 

今年一年のご支援に心から感謝するとともに、来年も変わらぬご愛顧とご協力をお願い申し上げます。

どうぞ皆さま、健康と安全に気を付けて新しい年をお迎えください。

男女の体力差のリアル

年齢とともに様々な体調の変化がでてきました。今までは気力で何とか乗り切れていたことも、体調を意識的に整えておかなければ乗り越えるどころか立ち向かうこともできないことが多くなりました。ただ、男性においては同年代でもハードスケジュールを簡単にこなしているように見えるのです。

我が家は同年代の夫と2人なので男女の体力の違いがとてもわかりやすいのですが、同じような生活をしていても疲れたり風邪をひいたりするのは私の方が多いのが現実です。

 

近年、男女の区別なく活躍できる社会を目指す動きが進んでいて「ジェンダー平等」という言葉をよく耳にするようになりました。かくいう私も製造業の社長という男性が圧倒的に多い世界で働くひとりです。

女性の社会進出は人手不足が深刻な日本にとっても、女性の生き方にとっても良いことだと思っています。ただ、どうしても埋められない体力の差というものを、男性と同じように仕事をすればするほど痛感するのも事実です。

出張の際は重い荷物を持って新幹線の駅まで行くことが第一関門です。朝のラッシュに不慣れなうえ、キャリーケースを持ち上げて階段を上るとなるとかなりの体力を消耗します。

ホームで男性たちが涼しい顔で電車を待っていたり、帰りの新幹線で一心不乱にパソコンで仕事をしたりと平気でこなしている姿を見ると、男性の体力にはついていけないと痛感します。

ゴルフコンペも季節によっては2日連続になってしまうこともありますが、その週末は疲れ果ててしまいます。なんとか乗り越えても週末にしっかり休まないと体力が回復しません。

このように、年齢や筋力の差だけではなく元々男女の間には明確な体力の差があるのだと男性社会に身を置く中でつくづく感じます。努力しても埋まらない差があるのだと思います。そして体力差を感じるたびに無理は禁物だなと思います。それぞれのペースでそれぞれの力を発揮できる社会になっていくのだと期待していますし、これからの職場づくりに求められていることだと感じています。

暑すぎた9月から考える、ものづくりと温暖化

今年の9月は例年以上に暑さが厳しく、いつまで夏が続くのかと嘆きたくなる日々でした。暑さからの疲れなのか体調不良の多い月となってしまいましたが、周りの人も体調不良続出でした。皆が体調不良だったため、この暑さが続けばやむを得ないと考え「年齢のせいなのかもしれない」という不安にも折り合いをつけました。

とはいえ、9月のこの厳しい暑さは、私たち一人ひとりの問題にとどまらず、社会全体、そして企業活動にも影響を及ぼしています。当社としても環境負荷の低減に取り組むことが今後ますます重要になると考えています。

 

環境問題と深く結びつくプラスチック業界では、リサイクル材の活用や省エネ成形の推進、廃棄物削減といった取り組みが今後ますます重要になります。日々ものづくりの現場から取り組みを積み重ね、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。

光陽精工では、リサイクル材の活用や成形プロセスの効率化に加え、今年は間伐材を用いたベンチづくりという他社のプロジェクトに参加することで、再生可能資源を活用した製品づくりに貢献しました。このような横のつながりは、製造業全体で環境負荷を低減する大きな力になりますし、同じ志を持つ企業と知見を共有できる貴重な機会でもあります。

環境問題は一企業だけで解決できるものではありません。ましてや、当社のような小さな会社ができることはわずかです。だからこそ日々の業務改善や資源の有効活用に加えて、他社や地域社会との連携を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを広げていくことが重要です。私たち光陽精工は、個人の気づきから生まれた意識を会社全体のものづくりの姿勢に反映させ、業界の枠を超えて環境問題に貢献していきたいと考えています。

入間市のワクワクものづくり体験

入間市工業会の主催で、8月24日に「ワクワクものづくり体験」が開催されました。
入間市の小学生や中学生が、ものづくりに触れながら学べるような企画を各企業がそれぞれのブースで提供する中、工業会の会員である光陽精工も参加いたしました。

 

当日は、入間市長をはじめ、国会議員、県議会議員、教育長なども来場されていました。教育に携わる皆さまが熱心に見学されている様子から、入間市全体として「子どもたちの学びや成長」を大切にしていることを強く感じました。

 

当社は手動彫刻機を使って名前入りのプラスチックプレートをプレゼントしました。
ワークショップとしてものづくり体験をしてもらうことも考えていましたが、私たちも初めての挑戦でしたし、できるだけ多くの子どもたちに配布したいと考え、今回は彫刻している様子を見学してもらいながら、彫刻後の文字の色塗りのみを体験してもらいました。希望者には数名ですが彫刻に挑戦してもらいました。保護者やもともとものづくりが得意な子どもたちが対象となったため、次回は誰でも挑戦できるような体制をこちらで考えたいと思っています。

 

そして今回、猛暑日にも関わらず7名の従業員が運営を支えてくれ、さらに2名が見学に足を運んでくれました。多くの仲間が自主的に参加してくれたことでブースがとても活気づき、安心して子どもたちを迎えることができました。
こうして社内外で支え合えるのは、光陽精工の大きな強みだと思います。
会社として地域貢献できたこと、仕事以外で従業員と交流できたことは、私にとって大変有意義な経験となりました。

 

改めまして、ご参加いただいた皆さま並びにご協力いただいた従業員の皆さんに、心より感謝申し上げます。

2つの助成金に同時採択されました!

このたび、弊社が申請しておりました「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(第19次)」と「東村山市中小企業等成長支援補助金」の双方に採択されましたことをご報告いたします。このように複数の助成金に同時に選ばれるのは弊社としても初のことであり、大変ありがたく、身の引き締まる思いです。

日頃よりご支援くださっている皆様に、心より感謝申し上げます。

 

経営理念にも掲げている「挑戦」をしていくには、時間や人材、資金といった多くの力が必要です。そうした企業の取り組みを公的に後押ししてくれるのが助成金です。金銭的な支援で事業の可能性が広がると同時に、助成金の採択は行政からその取り組みが認められた結果でもあります。

また、社内のモチベーション向上にもつながれば嬉しい限りです。従業員のやる気や誇りにつながれば、金銭的な支援以上の大きな成果を得られると思っています。

 

これで満足することなく、今後も「挑戦」を続けてまいります。いただいた助成金を有効に活用し、さらに地域社会や業界の活性化に貢献してまいります。