最近、仕事の判断が冴えている日を振り返ってみると共通点があります。それは、心も身体も落ち着いているということです。
調子がいい日は、判断もブレにくい。逆に無理をしているときほど、決断に迷いが生じます。
私は若いころから慢性的な肩こりに悩んでいます。気づくと常に肩に力が入っています。
パソコンに向かっているときも、考え事をしているときも、無意識に肩をすくめています。息を止めていることもあります。
そういう状態のときは、呼吸も浅くなっているそうです。
実際に呼吸が浅いと、脳に十分な酸素が行き届かず集中力や判断力が落ちやすくなると言われています。
心が焦っているときほど呼吸は浅くなり、呼吸が浅くなるほど心もさらに落ち着かなくなる。呼吸は心と身体の状態を映すバロメーターのようなものだと感じます。
現場でもこのような状態のときは、判断や作業に影響があるはずです。
心配事や身体の違和感があると、普段なら簡単にできる作業でも手元が乱れたり、見落としが増えたりします。
製造現場では、小さなミスが大きなトラブルや事故につながることもあります。
だからこそ、心と身体の状態を整えることは作業の制度や安全につながるのです。
肩の力を抜き、深く息を吐き呼吸を整えることは、決して手を抜くことではありません。
むしろ、品質や安全を守るために、最も基本的で重要な準備です。
心が疲れていると、身体もついてこない。身体に違和感があると、気持ちまで沈んでしまう。心と身体は、思っている以上に密接につながっていると実感しています。
常に全力で走り続けられる人はいません。
無理を前提にした働き方や経営は長く続かないのだと思います。
「仕事を長く続けるためには、心と身体を後回しにしないこと」
これが大切だと思います。
心と身体の管理は個人任せにするのではなく、会社全体で大切にすべきことです。
社長が倒れれば会社は止まりますが、社員が元気を失えば、現場は確実に弱っていきます。
整っている人ほど仕事が早くて正確です。そういう人ほど実は無理をしていないのかもしれません。
心と身体を整えることは、甘えではなく、仕事の準備。
無理を重ねるのではなく、整えることを大切にする会社でありたい。
そんな日々を、共に積み重ねていきたいと思います。