光陽精工株式会社 社長のブログ

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スピーチが上手な人から学ぶ

今年の1月はコロナ禍以降初めての賀詞交歓会がありました。セミナーなども徐々に復活して、1月は壇上での挨拶や講演を聞く機会が何度かありました。私自身はスピーチがとても苦手なのですが、今後の参考にするために感じたことをまとめたいと思います。

 

まず、とても上手だと思った方が2人いました。話しがまとまっていて、内容がスムーズに入ってきました。あまり余計なことを話さなかった気がします。たまに政治家などでサービス精神からなのか余計なことを延々と話す人がいますが、本当に無駄だったのだと改めて気づきました。良いことを言おうとして無理なたとえ話や、笑わせようとして自身や他人を卑下するような内容は、今の時代には合っていなくて無駄だったのだと反省しました。私も格好つけて色々考えることはあるので、それらが無駄だと気付いて反省と同時にとても恥ずかしくなりました。年代によっては時代錯誤なことを悪気なく言ってしまうことがあると思いますが、気を付けなければならない年代に差し掛かっていることも常に意識したいです。

人前での話しが上手な人は努力や慣れもあると思うのですが、元々上手な人が多いです。私の個人的な意見ですが、スピーチが上手な人は信頼できる人が多いです。きっと信頼関係の構築も上手く、仕事も円滑に進めることができる人なのだと思ってしまいます。

苦手な私がコツを考えるのは少々難しいのですが、やはりすべての基本である「相手の立場になって考える」ことが大切なのだと思います。聞いている人の立場になれば回りくどい言い方がわかりづらいことは明白ですし、仮に自身のことであったとしてもあまりにも卑下するような話は聞いていて気持ちの良いものではありません。自分の思いだけを聞いている人たちに押し付けるのも相手の立場になっていません。つまり話し上手な人は、相手の立場になって考えることができる人だから信頼できる人なのだということです。人の心を掴むことに長けているのですね。

話し上手で信頼もされる人というのはビジネスマンとして最高です。前出のお二人も成功すべくして成功した方々なのかもしれません。

基本は「聞き手の立場になって考える」ですが、具体的に今後意識したいことは「明確なビジョンを持ち、簡潔にわかりやすく」「常にアップデートし、時代錯誤や独りよがりにならない」といったところでしょうか。人前に出るのがあまり得意ではないので「下を向かず前を向く」や「大きな声」など超基本的なことも課題ですが、今後はもっと聞き手を意識して、当たり障りのないスピーチから脱却したいものです。