光陽精工株式会社 社長のブログ

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プラスチック射出成型の会社です 毎月1日に更新しています

製造業の希望の星

あっという間に2月になってしまいましたが、今年の目標のひとつとして「もっと外に出る」ということを掲げていました。1月、2月は賀詞交歓会などの会合が多いため意識せずとも外に出る機会が多くなります。初めて参加した会では新たな出会いもあり、とても刺激をもらうことができました。やはり新聞やテレビだけではなく、現場の生の声を聴く(情報交換)というのはとても大事だと思います。製造業だけではないと思いますが、日々状況も変化し様々な問題が起こっています。全体的な一般論ではなく、それぞれの問題や意見を聞くことができるので気づきもたくさんあります。

 

某賀詞交歓会のゲストが高校生の法人グループでした。高校生がロボットの大会で世界一を目指すために自分たちで立ち上げた一般社団法人です。「ZENSHIN Robotics」といいます。既に昨年、JAXAが主催する国際大会に日本代表に選ばれたそうです。元々グローバルな学校らしく、外国人の生徒も何名か混ざっていましたが、世界を目指すために自分たちで会社を起こすなど私の高校時代にはまったく考えられませんでした。もしかしたら志の高い優秀な高校生として存在していたのかもしれませんが、少なくとも私は聞いたことも会ったこともありませんでした。

行動を起こしやすい時代になったことを加味しても高校生で目標を達成するために自分たちでお金を集めてさらに目標に向かって努力するということは大変優秀な生徒の集まりだと思います。当時の私のまわりで社会貢献を真剣に考えている10代など皆無だったと思いますが、彼らは法人なのできちんと社会貢献にもふれていました。

そんな彼らが将来ものづくりの世界に来てくれることは希望でしかありません。さすがに大企業や起業を目指しているのだとは思いますが、製造業は人手不足も深刻で環境問題など問題が山積みです。彼らのような有能な若者が製造業にくることは製造業全体の底上げにもなり本当に心強いです。コロナ禍以降は特に良い話がまったくない製造業の集まりでしたが、ワクワクするような希望を久々に実感できて、とても嬉しく思いました。