光陽精工株式会社 社長のブログ

光陽精工株式会社 女社長のブログ

プラスチック射出成型の会社です 毎月1日に更新しています

新年度そして世界平和

4月となり新年度となった会社も多いと思います。光陽精工は2月が決算となりますので事業年度は3月からとなりますが、やはり4月1日というのは身の引き締まる思いがいたします。

前年度は相も変わらずコロナ禍でしたが、製造業である当社の売上に直接響いたのは世界情勢でした。米中関係やロシアのウクライナ侵攻はコロナよりも物流や部品逼迫、材料高騰に影響を及ぼしています。

米中関係はニュースなどから多少の予測はできましたが、ロシアのウクライナ軍事侵攻は私にとって、にわかに信じがたい事件でした。

昨年SDGsのパートナー登録をしましたが、国際目標であるSDGsでも世界平和を謳っています。そのような時代にロシアのような大国がウクライナへ軍事侵攻をするとは考えてもみませんでした。私たち日本人は第二次世界大戦の敗戦、原爆投下や沖縄戦などを教訓にして平和学習の教育を受けてきました。外国の映画にもベトナム戦争映画など戦争の悲惨さを訴える作品がたくさんあります。世界中が世界平和に向かっている今の時代に一般市民を巻き込む侵攻を大国であるロシアが行っているということは本当に恐ろしいことだと思います。私は憲法第九条は日本人の誇りだと思っています。恥ずかしながら私が理解している内容は小学生の頃から変わっていないレベルなのですが、ただそれを小学生でも知っているという認知度の高さが日本の平和教育の賜物だと感じます。

今回、岸田総理が会見で「広島出身の首相として、核による威嚇も使用もあってはならない」とロシアを非難したことは、唯一の戦争被爆国である日本から発信することに大きな意味があったように思います。欲を言えば広島出身者としての発言をもっとたくさん海外に向けて発信して欲しいと思います。

 

世界情勢は経済に影響を及ぼし製造業は振り回されがちです。しかし、ロシアのウクライナ侵攻については経営者ではなく一個人として一日も早い事態の収束を心から願っています。