光陽精工株式会社 社長のブログ

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ストレスとの上手な付き合い方①

6月10日(金)18時より東村山商工会館にてセミナーが行われます。

講演内容はストレスとの上手な付き合い方とセルフケアということで、私も受講いたします。今回はまだ受講していない段階での私の意見を書き留めておきます。来月、受講後の意見との違いを検証してみたいと思います。

 

うつ病などの心の病が重要視される社会になりました。私が若い頃も20代の女性社員(20名程度)の中で4~5名は急行電車に乗れずに各駅停車で通勤していましたが、4分の1というのは相当な確率だと思います。理由はそれぞれで動悸、不安感、トイレなど様々でしたが、病院に行くまでもないというのが当時の考えでしたし、今ほど通院のために休むことに寛大ではない社内環境でした。幸い当時電車に乗れずに困っていた女性たちはそれ以上悪化することはなく、自身が困ったという程度(若い女性にとって朝早くに家を出るということは大変だったとは思いますが)で済んだのですが、はたして何も対処せずに我慢して気合で乗り越えた彼女たちの選択は間違っていたのでしょうか。彼女たちは同じ悩みを持つ仲間がいたことで気が楽になったのか、ストレスで吹き出物ができてしまったというようなことと同等な出来事として捉えていたようで、結果としてストレスと上手に付き合っていたのかもしれません。

私たち世代は苦しみの先に成功だったり幸せが待っていると考えがちで、我慢が美徳になっていたりします。ストレスと上手に付き合うというより我慢してきた世代です。しかしストレスを緩和したいという気持ちは昔も今も同じで、上手に付き合う方法がありセルフケアができるのであれば是非勉強したいと思っているはずです。

このような言い方をすると嫌な経営者だと思われるかもしれませんが、会社としては個々のストレスによって生産性が落ちては困ります。しかし「生産性を上げるための企業努力が社員のためになる」私はこれが社員と会社のウィンウィンな関係のループになると信じています。もちろん社員に無理難題を押し付けることではなく、この場合の企業努力は可能な限り社員のストレスを軽減することです。

 

ストレスは目に見えず、ストレスの受け取り方も個人によって異なります。生きている限りストレスがなくなることなんてないはずなので、「上手な付き合い方」に委ねるしかないと私は思っています。

今の私が考える私なりのストレス解消方法は、結局運動と睡眠です。運動については勿論体を動かすということでは通勤時の徒歩や自転車もカロリーは消費しますが、私の経験では目的のある運動の方がストレス解消になりました。上手になりたいとか痩せたいとか目標があると達成が出来なくても過程の気合が違うのか、ストレス解消としては良かった気がします。睡眠についてはストレス解消になったという自覚はあまりないのですが、寝不足だとイライラしてマイナス思考になる気がします。

それから私は自分の考えが相手に伝わらないことがストレスになります。悪い言い方をすると「私のことをわかってくれない」ということです。社長は孤独だとよく聞きますが、私の中で一番ストレスになる「わかってくれない」は社長としての意思決定や責任とは関係なく、私の我儘や語彙力といった伝える能力の不足によるものです。これを人のせいにすればするほどストレスは溜まり、自分のせいだと反省したときの方がストレスは軽減されます。

 

要はすべて自分の気持ち次第なので、ストレスの解消法も「気持ちの持ちようをどこに持っていくか」ということなのだと思います。それが難しいのですが、結論は6月10日の講演で見つけてきたいと思います。