光陽精工株式会社 社長のブログ

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入間万燈まつり

10月22日(土)に入間工場のある埼玉県入間市で万燈まつりが行われました。当社もバイオマス樹脂で作ったペットボトルオープナーを販売し、参加してきました。

本社のある東村山市では毎年11月に行われる市民産業まつりに関して7月に実行委員会が行われ、開催の中止を決定しました。隣接する西東京市東久留米市清瀬市などもお祭りの中止が決定された後でした。多数決は本当に少しの差でしたが、当時は新型コロナウイルス感染症の第七波で感染者数がどんどん拡大している最中だったので実行委員はそれぞれとても悩んで投票しました。ちなみに同じく東村山市で9月に行われたどんこい祭は開催されました。私の地元の埼玉県狭山市川越市のお祭りも開催されました。規模が大きければその分準備期間も長くなりますし、何カ月も前に開催を決定することはとても難しいです。しかも開催が正しかったのかは終了した後でも結論が出るわけではありません。ただ、開催も中止も実行委員が真剣に考えた結果ですので、そこはご理解のほどよろしくお願いいたします。

個人的には多数決で「開催」に投票しましたが、もちろん中止に投票した方々の考えもよくわかりますし異論はありません。入間市東村山市が対照的だったので比較してしまいましたが、もちろんどちらが正しいというわけではありません。

 

今年の万燈まつりの開催形態の一つに来場者は新型コロナウイルス接触確認アプリのCOCOAをインストールしなければならないとありましたが、厚生労働省が停止の発表をしたためこれは廃止となりました。しかし例年は2日間のところ1日のみとし、交通規制をかける会場の縮小、飲食店の出店はなしといった変更はありました。このような条件のもとでは来場者も少ないだろうと予想していましたが、予想に反して多くの方が来場して物販も予想をはるかに超える売れ行きとなりました。厳しい状況下でも皆さん懸命に準備をして、私たち工業部会もリモート打ち合わせをして例年どおりミニSLを走らせ、弊社も奥井組様と一緒にブースにて物販販売を行いました。コロナの感染拡大という懸念はあるもののやはり地域の活性化というのはとても大事なことで、地域のお祭りはとても有効だと改めて感じました。

入間市の市長は若くエネルギッシュな方で、私はお会いする度に変革型リーダーという印象を受けます。物腰の柔らかい方なのに革新的で、時代に合ったリーダーという印象です。リーダーというのは常に賛否両論が分かれますが、私は目標としているリーダーの一人です。例年とは違ったからこそリーダーシップが発揮されたのか、皆揃って予想を上回る来場者数だったとおっしゃっていました。開催と中止でどちらが正解だったかということではなく、万燈まつりは開催して良かったと強く感じました。例年より規制が多い中のお祭りということで関係者、来場者それぞれがコロナに対して気持ちを引き締めなおすと同時に、久々にお祭りの賑わいを楽しめました。暗く長いコロナ禍において希望がもてるような素晴らしいお祭りだったと思います。